タヌキが拡大し東京23区に進出 キツネは減少か 環境省が20年ぶりの生息分布調査[2022/09/30 21:02]

 環境省はおよそ20年ぶりに行われたタヌキやキツネなどの全国的な生息分布調査の結果を公表しました。

 環境省は2010年から10年間のタヌキやキツネ、アナグマの全国での生息分布調査の結果を30日に公表しました。

 全国規模の調査はおよそ20年ぶりだということです。

 それによりますと、タヌキは東京都や愛知県、大阪府といった大都市圏やその周辺で、分布の拡大傾向がみられました。

 特に東京では、2000年代には見られなかった23区内での生息情報が今回の調査では得られたということです。

 また、アナグマも近畿や九州、首都圏周辺で分布の拡大傾向がみられました。

 一方、キツネは房総半島などで多くの生息情報が得られましたが、山口県や和歌山県などでは生息情報が得られない地域が目立ち、分布が減少している可能性があるということです。

 調査結果は環境省自然環境局の「生物多様性センター」のホームページで日本地図に反映した情報を見ることができます。

画像:視聴者撮影

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