国被告の訴訟で防衛省職員が非公開手続きを不正録音[2022/10/13 05:53]

 国が被告になった民事訴訟の非公開手続きの内容を防衛省職員が不正に録音していたことが分かりました。

 録音があったのは横浜地裁横須賀支部で11日に開かれた民事訴訟の非公開の準備手続きです。

 裁判は米軍基地勤務の50代の女性が長時間労働で病気になったとして国に損害賠償を求めたもので、原告側の弁護士や横浜地裁などによりますと、国側の代理人だった防衛省職員が録音機を使ったということです。

 国側が一時退席した際、原告の弁護士らが国側の書類ファイルの下にある録音機に気付きました。

 防衛省職員は裁判官に対して「うっかりしていた」と話しましたが、その後、録音機から別の2回分の非公開手続きの録音データも見つかったということす。

 法務省は「コメントは差し控えます」としています。

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