「自殺対策白書」去年の自殺者は約2万1000人 女性の自殺は2年連続増加[2022/10/14 10:16]

 去年1年間で自殺をした人はおよそ2万1000人で、全体では前の年よりも減りましたが、女性は2年連続で増えました。

 厚生労働省が14日に発表した「自殺対策白書」によりますと、去年1年間の自殺者は2万1007人で前の年よりも74人減りました。

 男性は12年連続で減り続けていますが、女性は2年連続の増加で7068人でした。

 女性の自殺者は、新型コロナの感染が拡大する前の5年間の平均と比べるとおよそ375人増えています。

 厚労省はコロナ禍で職場や学校、家庭での環境が変化し、精神面の不調につながったことが要因ではないかと分析しています。

 こうした状況を受けて、就職支援など女性に特化した自殺対策が重点施策として初めて位置付けられました。

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