【女子鉄アナ×鳥海高太朗】JR東日本パス“乗り放題”でグルメも紅葉も満喫旅[2022/10/18 22:00]

女子鉄アナウンサーの久野知美と旅のスペシャリスト鳥海高太朗が、JR東日本乗り放題パスを使ったベストな2泊3日をプランニング。
今回は【後編】残りの2日間、秋田の紅葉、そして三陸のグルメも絶景も満喫する旅をご紹介します。
最後に秋を満喫する「この旅」、パスを利用するとどれだけお得になったのかを発表します。

【おすすめのルート2日目】

「ポイント 秋色に染まる“秋田内陸線”に乗車/燃ゆる秋 上から見るか?横から見るか?」

■久野知美
秋田内陸線は、角館駅〜鷹巣駅(約95km)を結ぶローカル線。(阿仁合〜鷹巣間は、現在バス代行輸送)
「スマイルレール」という愛称がついていて、秋には車窓から紅葉が楽しめる。
阿仁合駅から「森吉山阿仁スキー場」へ移動し、ゴンドラから紅葉する山々を見下ろすのもおすすめ。
秋田内陸線は“JR東日本パス”では乗車不可。しかし私は、今回のようなお得な“パス”などを使うときは、その分なるべく地域でお金を使いたいので、別料金を払って乗車をおすすめしたい。

「盛岡で途中下車して“麺”と焼肉・2日目の宿泊は3日目のスケジュールを考えて…」

■鳥海高太朗
盛岡で夕食。盛岡には三大麺(盛岡冷麺・盛岡じゃじゃ麺・わんこそば)があるが、個人的には夜なら冷麺と焼肉、昼ならわんこそばがおすすめ。
次の日「三陸鉄道」に乗ることを考えると、青森県の八戸を経由し、岩手県の久慈まで進む。

■久野知美
久慈は宿泊施設が少ないので、空きがない場合は八戸(中心市街地の最寄り駅は本八戸駅)周辺での宿泊も検討。

【ちょっと脱線して…久野アナ思い出の駅弁&特定特急券って何?】

■久野知美
「鶏めし弁当」(大館駅の駅弁 秋田駅でも販売)は記憶に残る一品
2015年、「トワイライトエクスプレス」乗車中に大雪のため立ち往生した際、途中で積み込みをしてもらった思い出の駅弁。

■鳥海高太朗
親子で行く旅ならば、お子さんにも駅弁を食べてもらいたい。子どものころに食べた味は大人になっても記憶に残るので、“駅弁教育”というわけはないが、ぜひ駅弁とともに列車旅を楽しんでほしい。

■久野知美
秋田新幹線(全車指定席)の秋田〜盛岡間には、座席指定を受けず、空席があった場合のみ着席できる「特定特急券」という制度がある。

■鳥海高太朗
“JR東日本パス”で指定席を利用できる上限が4回なので、「特定特急券」対象区間で短距離利用する際は、回数の節約にもなるためおすすめ。

【おすすめのルート3日目】

「ポイント 黄金色に輝く“幻の駅弁”うに弁当/不屈の鉄路・三陸鉄道」

■鳥海高太朗
久慈駅の名物「うに弁当」は予約制だが、予約分以外の販売もあって争奪戦となり、何時まで残っているか分からない。まさに「早起きは三文の徳」と言える逸品。

■久野知美
久慈から三陸鉄道で釜石方面へ。コロナ禍でも新駅を開業させたり、頑張っている鉄道。

■鳥海高太朗
堀内(ほりない)駅の先に、海が見える絶景ポイントが。以前乗った時はゆっくりと通過して景色を楽しめた。
三陸鉄道は「石垣島へ行くよりも時間がかかる」と言えるほど遠い場所。震災からも立ち直り、こうした鉄道は残していきたいし、地域を盛り上げたい。今回のパスでぜひ行ってもらいたい場所。

「どのくらいお得になったのか 結果発表!」

■久野知美
3日間の交通費(全て自由席の場合)
本来は約4万9000円(番組調べ・秋田内陸線を除く)
“JR東日本パス”ならば2万2150円で、なんと半額以下に!

■鳥海高太朗
これは使わない手はない。浮いたお金でお土産を多く買ったり、食事を豪華にすれば、地域貢献にもなる。

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