明治時代の砲台跡に落書き 環境省が刑事告訴[2022/10/21 15:00]

 和歌山市の砲台跡で複数の落書きがあったことについて、西村環境大臣は「大変、遺憾に思う」などと述べました。環境省が刑事告訴しています。

 西村環境大臣:「落書きによる器物損壊が行われているということは大変、遺憾に思っております。厳正な処罰を求めるべく、10月17日付けで近畿地方環境事務所より和歌山北警察署に告訴を行ったところでありまして、捜査当局に対して全面的に協力して参りたい」

 今年8月、環境省が管理する和歌山市の「深山砲台跡」の弾薬庫の壁や説明書きの看板など計9カ所に黒や赤のスプレーによるものとみられる落書きが見つかりました。

 砲台跡は明治時代、外国の軍艦から大阪湾を防衛するために築かれ、近くに遊歩道も設置されています。

 国立公園内では、今年の9月にも十和田八幡平国立公園で登山道沿いの樹木などへの落書き被害が発生していて、自然公園法違反として対応を進めているということです。

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