警察庁に「警備2課」が発足 安倍元総理銃撃事件受け「警衛室」と「警護室」を統合[2022/11/01 13:07]

 安倍元総理が銃撃された事件を受けて、全国警察を所管する警察庁は1日から、皇室の警護と要人の警護を専門とする「警備2課」を発足させて警護体制の強化を図ります。

 警察庁は7月に発生した安倍元総理の銃撃事件を受け、要人警護の検証と見直し作業を行い、28年ぶりに要人警護のルール「警護要則」を全面的に改正し、すべての警護を警察庁が審査し修正指示をするようにしました。

 この改正を受け、警察庁はこれまで警備局警備運用部の警備1課になかで、皇室の警護を担当してきた「警衛室」と要人警護を担当してきた「警護室」を統合して、新たに「警備2課」として1日から発足させました。

 「警備2課」は50人規模で、警衛と警護に関するすべての情報収集と分析を行い、警護計画の事前審査や警護員の教育にも関わっていくということです。

こちらも読まれています