予報士のつぶやき「皆既月食の次は流星群」[2022/11/09 12:47]

8日火曜日の夜は天気にも恵まれ、
多くの方が皆既月食を楽しまれたことと思います。
望遠の装備を整えた方は天王星食まで見えたんでしょうね!

筆者は地元の天体観測イベントに参加し、皆既月食の他にも望遠鏡で土星や木星を観測しました。
観測前の勉強会では天王星が縦方向に自転しているということを初めて知り、
宇宙の神秘を感じる一日となりました。

皆既月食の観測中に「流れ星も見えたらいいなあ」とおっしゃっていた方も。
11月といえば「しし座流星群」12月といえば「ふたご座流星群」が有名ですよね。

国立天文台によりますと今年のしし座流星群は11月18日未明が見ごろで
1時間に見える目安は3個程度。
しかも山間部など明かりの少ない条件の良い場でこの数です。

天気の仕事をしていると流星群は毎年、ネタとして扱いますが、
これまでの筆者の経験上、国立天文台が1時間に見える目安として
30個以上を想定している時は、市街地でも観測できる可能性が十分ある、
と感じています。(想定個数よりは少ないと思いますが)

そこで12月に控えるふたご座流星群!
12月14日夜が見ごろで1時間に見える目安は40個程度(国立天文台より)
こちらは自宅や自宅の周辺など近場でもチャンスありとみています!

ということで流星群の狙い目は12月のふたご座流星群!
約1カ月後、また多くの皆さんが夜空に注目するかもしれませんね。

テレビ朝日気象デスク 太谷智一

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