【南極観測隊】“宇宙より遠い”昭和基地へ「しらせ」が出航 私たち2人が密着します![2022/11/11 17:00]

長い旅がいよいよ始まりました。
きょうから私たちテレビ朝日南極取材班は、日本をあとにし、「南極」へ向かいます!

テレビ朝日として初めて「南極地域観測隊」に4カ月間にわたって密着取材を行います。
南極までの道のりはとっても長いんです。
宇宙よりも遠いんです!!

■そもそも「南極」って?

・距離 
 日本から南極の昭和基地までは、直線で約1万4000キロメートルも離れています。
 国際宇宙ステーションの高度が約400キロメートルですので、
 それよりはるかに遠い南極までは、長い長い道のりになります。

・時差  
 私たちが滞在する昭和基地は、日本との時差は−6時間です。
 サッカーW杯が開催される中東のカタールと同じ時差になります。

・気温
 南極は地球で一番寒いところと言われています。
 ただ南半球は夏シーズンですので、沿岸部にある昭和基地の平均気温は−1度。意外と暖かい?
 冬になると平均−20度まで冷え込みます。
 一方、標高3810mの内陸部にあるドームふじ基地では、なんと年間平均−50度!
 ちなみに世界で最も低い気温を記録したのも南極にあるロシアの基地で−89.2度!!
 想像もできません…

■テレビ朝日南極同行取材の概要とは?

南極観測船「しらせ」に乗る私たちには、まず厳しい船旅が待っています。
荒れ狂う海を越え、氷に閉ざされた世界を突き進み、1カ月半かけて、ようやく南極の「昭和基地」にたどり着きます。

基地では、2カ月間にわたって観測隊と生活をともにしながら、極地の最新研究を追いかけます。

・第64次隊の研究の概要
日本の南極観測は6年ごとにプロジェクトが立てられています。
私たちが同行する第64次南極地域観測隊(=伊村智隊長)は、第10期目(2022年度〜2028年度)の1年目にあたります。
前人未踏のプロジェクトに挑む研究チームが多いんです!

現地での研究の様子は、随時お伝えしていきます!

■私たちが行きます

吉田遥(30)
2014年入社 8年目
報道局社会部で記者として東京地検特捜部などを担当、
その後、外報部で海外取材などを経験したあと、
報道ステーションでディレクターをしています。

神山晃平(28)
2018年入社  5年目
報道局映像取材部で報道カメラマンとして国内外の様々な現場を取材
その後、社会部に異動し、警視庁担当の記者として事件を追いかけています。

山のような機材のほか、防寒着などの衣服、お菓子やお酒にシャンプーやリンスまで、段ボール箱やスーツケースに詰めに詰め、その数は約30個にもなりました。
南極では足りないものを気軽にコンビニ店に買いに行くわけにもいかないので、忘れ物がないよう入念にチェックしました。

ニュースや報道番組だけではなく、
SNSやインターネットでも、知られざる南極の“いま”を発信していきます。
どうぞよろしくお願いします!


テレビ朝日報道局 吉田遥 神山晃平

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