HPVワクチン男性も無料接種を 学生ら署名提出[2022/11/17 20:25]

 子宮頸(けい)がん予防のためのHPVについて男性も無料での接種ができるように大学生が厚生労働省に署名を提出しました。

 HPVワクチンは現在、「2価」と「4価」は予防接種法上の定期接種に位置付けられていて、小学6年から高校1年の女性は無料で接種できます。

 一方、男性は全額自己負担となっています。

 ジェンダーなどの問題に取り組む国際基督教大学の学生は男性も接種によって肛門がんなど予防できることなどから無料での接種に位置付けてほしいと約1万5000件の署名を集め、厚労省に提出しました。

 代表の川上詩子さんは「男性への接種の恩恵は大きく、子宮頸がんの撲滅にも貢献する。ぜひ議論してほしい」と求めました。

 厚労省側は「まずは女性の接種率を上げていきたい」としながらも男性の接種についても議論を始めていて、「きちんとステップを踏んでいく」としています。

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