後期高齢者の医療保険料 高所得者は上限80万に[2022/11/17 20:20]

 厚生労働省は75歳以上が加入する「後期高齢者医療制度」の年間の保険料について、上限額を80万円に引き上げる方針を示しました。

 高齢者の医療費の増加で国の医療費は年間40兆円を超え、現役世代の負担が重くなっています。

 厚労省は17日の専門部会で後期高齢者医療制度の年間の保険料を所得が高い75歳以上の人は上限額を66万円から80万円に引き上げる案を示しました。

 上限額が増える対象は全体の約1.3%程度になる見通しです。

 増収された分は来年から増額される予定の「出産育児一時金」の財源にも充てられるとしています。

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