予報士のつぶやき 狙われた祝日 大雨の恐れも[2022/11/21 12:35]

20日(日)から21日(月)の午前中にかけて本州の南を低気圧や前線が進み北日本から西日本の各地で今月一番のまとまった雨となりました。

あす火曜日にかけて天気は回復しますが、それも束の間、再び列島付近を低気圧が発達しながら進む見込みで西から天気は下り坂です。

水曜日は東日本から西日本の太平洋側を中心に大雨となる恐れがあります。

23日(水)は勤労感謝の日、今年最後の祝日です。

振り返ると2022年は祝日に雨が降ることが多い年になりました。

元日から11月3日の文化の日まで、祝日の日数は15日。

このうち東京は8日、大阪は7日、福岡は9日雨が降り約半分の祝日で雨となっています。

さらに、札幌は15日中14日で9割、那覇は13日で8割、仙台は11日で7割の祝日で降水がありました。

主要都市や人気の観光地でこれだけ雨になっていますから今年は雨で予定を変更した、出かけた先で雨に降られたという思い出がある方も多いのではないでしょうか?

祝日に雨が多くなった理由はとくになく、たまたまタイミング悪く台風や低気圧、前線が近づいたということになります。

そして、今年最後の祝日23日(水)の勤労感謝の日も東北から西日本、沖縄で雨となり、行楽日和となるのは北海道のみになりそうです。

西日本から東日本太平洋側は大雨となる恐れがあり、関東は気温が上がらず冷たい雨となります。

内閣府によりますと勤労感謝の日は

「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とあります。

今年の勤労感謝の日は屋内で自分自身や家族を労い、日頃の疲れを癒すことがよさそうですね。

来年は社会の情勢も祝日の天気も晴れて、行楽を楽しめる年になりますように!

テレビ朝日気象デスク 佐藤圭一

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