「FC2」での違法わいせつ動画売買巡り カード会社に対策要請 警視庁[2022/11/21 15:25]

 海外動画販売サイト「FC2コンテンツマーケット」で違法なわいせつ動画の売買が後を立たないことを受け、警視庁が、大手クレジットカード会社に対して「FC2」でカード決済をできなくするよう要請していたことが分かりました。

 「FC2」を巡っては、違法な無修正のわいせつ動画のアップロードなどの摘発が後を絶たず、去年2月から警視庁が対策に乗り出していました。

 警視庁は、大手クレジットカード会社「JCB」「Visa」「Mastercard」の3社に対して違法動画の売買実態などの情報を提供したうえで、「FC2」で主な決済方法となっているカード決済を使えなくするよう要請しました。

 要請を受けたカード会社は、「FC2」との間に入る決算代行会社に「FC2」との取引を中止するよう促したということです。

 警視庁によりますと、今年7月に決算代行会社のうち1社が「FC2」との契約を解除したところ、国内での動画販売数がおよそ75万本から39万本に激減したということです。

 その後も複数の決算代行業者が「FC2」との取引を中止したことで、先月末時点で販売数はおよそ30万本まで減少しています。

 警視庁は「クレジットカード決済を断つことで効果は出ている。今後も取り組みを続ける」としています。

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