“コロナ後遺症”手引き 復職困難者に労災や障害者手帳など改訂求める 厚労省[2022/11/21 17:40]

 厚生労働省が10月に更新した新型コロナ後遺症の診療の手引きについて、復職が困難な人に対し、「労災」や「障害者手帳」を受給できるようにするべきなどとNPO法人が改訂を求めました。

 原因不明の強い倦怠(けんたい)感や脱力などが続く「ME/CFS=筋痛性脳脊髄炎慢性疲労症候群」の患者会は21日に会見を開き、厚労省が先月更新した新型コロナ後遺症の診療の手引きについて、改訂を求めました。

 手引きには、後遺症の症状や症状別による医師の対応方法などが記されています。

 患者会の篠原理事長は、新型コロナの後遺症でME/CFSに似た症状が多く見られることから、新型コロナ感染を契機に発症する可能性を明記すべきと指摘しました。

 そのうえで、後遺症が原因で復職ができない人に対し、労災や障害者手帳などを受給できるよう改訂を求めました。

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