【南極観測船】夕日じゃなくて…? 狙うのは“波しぶき”[2022/11/24 12:00]

=11月23日(水)=
しらせはオーストラリア沖およそ180キロを航行中です。
ロンボク海峡を出てから船が少し揺れ始め、船酔いでダウンする隊員もちらほら。
きょうは気温が20℃前後と、少し肌寒く感じる1日でした。

ここ最近の隊員の日課が、夜ご飯のあとに甲板に出ること。
夕日がとても綺麗なんです。

夕日を見つめながら愛する人に思いをはせる南極観測隊員…
ではなく、ひたすらシャッターを切っているカメラ好き隊員のほうが多い64次隊。
中でもひときわ“ガチ”だったのが内山亮介さん(25)。

何を撮っていたんですか?と聞いたら、
「波としぶきを撮りたかった。しぶきの“粒立ち”が良いと嬉しくて」

しぶきの粒立ちが良い…?

吉田と神山、一瞬はてなマークが浮かんでしまったのですが、内山さんのカメラロールを見て納得。
波がしぶきをあげている写真がずらーっと並んでいました。
そう、内山さんは海氷や波の研究をするために南極に行くのです。

同じ景色を見ていても、隊員それぞれの目に映るものは違います。
私たちはこれから、何を映していこうかな。


報道局 吉田遥 神山晃平

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