レジ袋有料化などで約6割がマイバッグ持参・スプーン辞退など具体的な行動とるように[2022/11/25 17:00]

 レジ袋の有料化やプラスチック削減を求める法律の施行で、マイバックを持つなど、具体的な行動をとるようになった人がおよそ6割に上ることが内閣府の調査で分かりました。

 2020年7月から始まったレジ袋の有料化や、今年4月に施行された使い捨てのスプーンなど、プラスチック製品の削減を義務付ける「プラスチック資源循環法」によって、世の中の認識や行動がどう変わったかを調べるため、内閣府は今年9月に全国3000人に郵送で回答を求める形で調査を行いました。

 調査の結果、レジ袋の有料化などで、マイバッグやマイボトルの持参、スプーンの辞退など具体的な行動を行うようになったと答えた人が58.8%と、およそ6割に上りました。

 また、有料化の後からレジ袋を辞退しているとした人は44.1%で、有料化の前から辞退している人や有料の場合は辞退し無料の場合は受け取っている人も含めると、9割近い人がレジ袋を辞退している結果となりました。

 レジ袋を辞退する理由としては、およそ7割が「マイバッグを持ち歩くことが多くなったため」としています。

 環境省の担当者は「レジ袋有料化や新しい法律の施行が確実に消費者の意識や行動変容に繋がってる結果と考えている。世の中の変化を強く実感している」と話しています。

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