新型コロナの抗体保有率26.5% 8000人超の献血者の調査で判明[2022/11/30 22:44]

 全国で8000人以上の血液を調べたところ、新型コロナウイルスに感染した後に得られる抗体を持つ人が4分の1以上に上ったことが厚生労働省の専門家会合で報告されました。

 国立感染症研究所が11月6日から13日にかけて、全国で献血をした16歳から69歳の男女8260人を調べたところ、新型コロナウイルスの感染後に得られるN抗体を持っていた人の割合は26.5%でした。

 都道府県別では第7波で感染者が多かった沖縄県が46.6%と最も高く、最も低かったのは長野県の9%でした。

 年代別で最も高かったのは16歳から19歳の38%で、60歳から69歳は16.5%と最も低くなりました。

 厚労省の専門家会合は、海外と比べて感染者が低く抑えられているとしたうえで、「特に高齢者の抗体保有率は低く、ワクチンの有効性が減弱したタイミングで流行拡大が起こると、重症者、死亡者が多数出る可能性がある」と指摘しています。

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