沖縄の宜野湾市長がPFOS対策で環境省に要請書 小林副大臣「しっかり考える」[2022/12/01 18:09]

 沖縄県の宜野湾市長が環境省を訪れ、市内の湧き水などで検出されている人体に有害な可能性のある「有機フッ素化合物=PFOS」への対策を訴えました。

 松川正則宜野湾市長:「どこに原因があるのか、宜野湾市だけの問題ではないんですが、ぜひ環境省挙げてお力添えを頂きたいなと」

 沖縄県宜野湾市の松川正則市長は1日、高濃度だと人体に有害な可能性があるとされる「有機フッ素化合物=PFOS」などへの対策を訴える要請書を小林環境副大臣に手渡しました。

 宜野湾市によりますと、PFOSを巡っては、2年前に宜野湾市にある米軍の普天間飛行場からPFOSを含んだ泡消火剤が大量に流出したため、その後、PFOSを含む消火剤の使用は中止されました。

 一方で、宜野湾市内の複数の湧き水からは環境省が定めた暫定指針値を超えるPFOSなどが今も検出されているということです。

 対応した小林環境副大臣は「健康被害につながっては決していけないと思う。環境省として、持てる知見を活かし、どのようなことができるか、しっかり考える」と答えました。

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