予報士のつぶやき スマホで簡単!降雪量チェック[2022/12/02 14:10]

強い寒気の影響で、北日本では市街地でも雪が積もり、大雪になっている所があります。初雪がドカ雪になってしまった所も少なくありません。

年末年始は、帰省や旅行などで多くの人が車を使う時期です。大雪による立ち往生に巻き込まれないためにも、自分自身が立ち往生を発生させないためにも、ぜひ活用していただきたい情報があります。それが、気象庁ウェブサイトの「今後の雪」です。

■年末年始にぜひ活用を
「今後の雪」では、現在の積雪の深さを地図上で確認することができます。観測地点のない峠道や高速道路沿いなどでも、コンピューターによる計算や周囲の観測値などから、積雪の深さを算出しています。これから利用する道路や目的地の街に、どれくらいの雪が積もっているのかを、あらかじめ把握することが可能です。

また、これから降る雪の量も詳しく確認することができます。気象庁では、大雪が見込まれているときに、降雪量(ある時間内に降る雪の深さ)の予想を、「東北●cm」などざっくりとした数字で発表していますが、「今後の雪」では、6時間先までの予想降雪量を色分けした地図上で見ることができるのです。時間も、3時間ごと、6時間ごとと、細かく区切って予想降雪量を確認できます。天気予報やニュースで「これから大雪になる」と見聞きしたら、「今後の雪」で自分の行先にどれくらいの雪が降ると見込まれているかをチェックしましょう。交通情報や道路情報もあわせて確認し、予定の変更などの判断に活用していただけたらと思います。

■豪雪地帯は日常的にもお役立ち
雪の多い地域では、夜の寝ている間にどれくらいの雪が降るかがとても重要です。なぜなら、雪かきのために、翌朝どれくらい早起きしなければならないかがかかっているからです。寝る前に「今後の雪」で夜間に降る雪の量(6時間先までですが)をチェックしておけば、起床時間の目安をつけることができます。

気象庁ウェブサイト「今後の雪」は、誰でも無料で閲覧することができます。スマートフォンでもコンピューターでもどちらでも確認でき、操作も簡単です。とても便利な情報なので、この冬はぜひ活用してみてください。

テレビ朝日気象デスク 津田紗矢佳

※記事冒頭の画像内で、気象庁「今後の雪」の画面を引用しています

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