西村環境大臣 PFOSの基準値や対策を検討する専門家会議設置の方針[2022/12/02 19:59]

 西村環境大臣は人体に有害な可能性のある「有機フッ素化合物=PFOS」について、年明け以降に専門家会議を設置する方針を明らかにしました。

 西村環境大臣:「環境省としては年明け以降に専門家会議を設置して、PFOS等に関する水環境の目標値等の検討、PFOS対策の全体戦略の検討、これを開始したい」

 高濃度だと人体に有害な可能性があるとされるPFOSを巡っては、1日に沖縄の宜野湾市長が環境省を訪れ、対策などを訴えていました。

 宜野湾市によりますと、2年前に市内にある米軍の普天間飛行場からPFOSを含んだ泡消火剤が大量に流出し、その後、PFOSを含む消火剤の使用は中止されたものの、市内の複数の湧き水から環境省が定めた暫定指針値を超えるPFOSなどが今も検出されているということです。

 年明けに設置される専門家会議では、PFOSなどの水や土壌中の濃度の基準値設定や対策の検討などが話し合われる予定だということです。

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