いったいなぜ?約3割の医薬品が出荷制限や停止など「供給不足」に[2022/12/05 18:40]

 厚生労働省の要請をもとに製薬会社などで作る団体が医薬品の安定供給に関して実施した調査で、約3割の医薬品が出荷を制限したり停止していることが分かりました。

 日本製薬団体連合会は223社が販売する1万5036品目の薬を対象に供給状況についてアンケート調査を実施しました。

 その結果、受注に対して通常通りに出荷できている薬は71.8%で去年と比べて7.8ポイント減少したことが分かりました。

 出荷が制限されたり停止したりしたものは去年から7.8ポイント増えて28.2%に上りました。

 このうち約9割をジェネリック医薬品が占めています。

 日薬連はジェネリック医薬品のメーカーで不祥事が相次いだ影響が大きいとしています。

 また、新型コロナウイルスについても「生産ラインの人員確保などサプライチェーンに影響が出ている」としています。

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