サイバー攻撃によって全国の病院で電子カルテなどが使えなくなる被害が相次いでいることを受けて、厚生労働省は被害を防ぐために病院の職員らに向けた研修を始めることを決めました。
病院へのサイバー攻撃を巡っては、徳島、大阪、石川など全国各地で被害が相次いでいて、電子カルテが使えなくなるなど診療に影響が出ていました。
厚労省は8日、ポータルサイトを開設し病院の経営者や職員らに向けた研修の申し込みを始めました。
研修はオンラインで学習ができるもので、サイバー攻撃への対策や復旧までのコストなど被害の実態についても学ぶことができます。
また、サイバー攻撃を受けた際に相談できる窓口も設置しました。
厚労省は「セキュリティ対策の不備で診療停止や個人情報の漏洩(ろうえい)が起きないように活用してほしい」としています。
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