予報士のつぶやき こんなに!?電気ストーブ火災[2022/12/09 13:13]

12月に入り冷え込みが強まってきました。朝はベッドから抜けだすのが一苦労ですね。
暖をとるのにストーブを利用している方も多いと思いますが、火災には気をつけたいものです。

ストーブにも石油、ガス、電気等いろいろな種類がありますが、一番火災が起きやすいストーブはどれだかわかりますか?
「火を使う」石油やガスと思いがちですが、実は電気ストーブが圧倒的に多いんです。

▼約75%が電気ストーブ
東京消防庁の資料によりますと、令和3年の「原因がストーブの住宅火災」における内訳は電気が約75%と断トツに多くなっていました。
石油は約17%、ガスは約8%となっています。

ストーブを燃えやすい物から1m未満で使用しているかを調べた調査では、石油が約30%なのに対し、電気は60%を超えていたという調査結果もあります。
火を使わないので油断してしまい、ストーブの近くに可燃物を置いてしまうようです。

▼ストーブ上の洗濯物は厳禁
過去には就寝中に掛け布団が電気ストーブに接触し出火したり、ストーブ上の突っ張り棒にかけていた繊維製品が落ちて出火した事例がありました。

これからますます寒さが厳しくなりますが、ストーブの周囲に燃えやすいものは置かない、ストーブの上に洗濯物を干さないなど、安全に暖房を使用するようにしてください。

テレビ朝日気象デスク 森口哲夫

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