=12月12日(月)=
南下を続けていた「しらせ」は今、西に方向転換して南極に向かっています。
毎日のように時間帯の変更があり、きょうの日本との時差は−4時間、あすには−5時間になります。
船内では、日々の講義に加え、野外観測で使う食料の仕分けが始まっています。
「しらせ」に積み込まれた大量の食材を、まずは隊員全員で力を合わせてバケツリレー方式で食堂に並べます。
野菜、肉、魚、乳製品、飲み物…と種類ごとに分けた後は、観測チームごとに必要な食材を“お買い物”です。
私たちは、1月に南極大陸にあるH128という場所で、
氷を深く掘って取り出す柱状のサンプル「アイスコア」を研究するチームに
約1週間同行取材させて頂く予定です。
現地では雪上車やテントでの生活になるため、今のうちに毎食分のメニューを考えて、
必要な食材を調達しないといけません。
約1週間分×9人分の食材をチーム全員で手分けして梱包するのですが、その量の多いこと…
毎食カップ麺でもいいのではないかという気になってくるのですが、経験者の方によると「食事」に彩りを添えることも過酷な内陸旅行を乗り越えるうえで大切なことだそうです。
もちろん、調理は自分たちで。
現地でどんな美味しい料理を作れるのか、ちょっとだけ楽しみです。
報道局 吉田遥 神山晃平
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