新型コロナのワクチン 接種の位置づけの議論開始 無料の特例期間は来年3月まで[2022/12/13 23:48]

 現在、法律で無料での接種に位置付けられている新型コロナウイルスのワクチンについて、今後の接種のあり方を決める議論が厚生労働省の分科会で始まりました。

 新型コロナのワクチンは現在、「特例臨時接種」に位置付けられていて、接種は無料になっています。

 この特例臨時接種の期間は来年3月に迫っているため、厚労省は13日、専門家らの分科会を開いて今後のワクチンの接種の位置付けについて議論を始めました。

 今後、国立感染症研究所が科学的根拠の収集や整理をしたうえで、来年の初めに別の部会で技術的な検討を進めるということです。

 分科会の委員からは「自治体は人員配置など早く決めなければならないので、どちらにせよ早めに方針を決めてほしい」との意見が上がりました。

 一方、「現時点では不確定の要素が多く、評価は簡単には下せない。ワクチンの問題はある程度時間をかけて議論すべき」との慎重な意見もありました。

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