【希少】野生の白いニホンウナギ 神戸の水族館に 黒いウナギと並べて展示[2022/12/15 20:15]

 白い体は、野生で生きるには仇(あだ)となってしまいます。

 砂の中からひょっこりと可愛らしい顔をのぞかせたのは、野生では珍しい白い体のニホンウナギです。

 兵庫県内の川で釣りをしていた男性に捕獲され、神戸市内の水族館にやってきました。

 飼育員・鈴木夢奈さん:「養殖場などだと、そこまで珍しくないんですけど、野生だと体が白いことによって他の身の回りの敵から結構見つかりやすいので、それで淘汰(とうた)されてしまうことが多いです」

 展示している須磨海浜水族園によりますと、メラニン色素が欠乏する「アルビノ」ではなく、体の色を白くする遺伝情報が現れたことで他の色素が減少して白くなったということです。

 厳しい野生の世界で生き延びてきた、このウナギ。水族館では黒いウナギと並べて展示していて、その違いを比べてほしいとしています。

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