医療保険改革案を大筋了承 厚生労働省[2022/12/15 14:50]
厚生労働省は出産育児一時金の増額や後期高齢者の保険料引き上げなど医療保険制度の改正案を専門部会に示し、大筋で了承されました。
厚労省は15日の専門部会で、2023年4月から出産育児一時金を現在の原則42万円から50万円に増額する案を示しました。
さらに、後期高齢者のうち約4割にあたる年収153万円を超える人の保険料を段階的に引き上げ、出産育児一時金の費用の財源にも充てるとしています。
専門部会は、これらの案を大筋で了承しました。
厚労省は来年の通常国会に関連する法律の改正案を提出する方針です。
医療保険制度を巡っては、現役世代の負担を抑制して全世代で公平に支え合う仕組みにするための議論がされていました。