【南極観測隊】もうすぐ…流氷域突入へ[2022/12/15 17:00]

=12月14日(水)=
太陽が沈まない白夜が始まります。
昨夜は午後11時すぎに日の入り、翌14日の午前1時すぎには日の出を迎え、
遅い時間にも関わらず、今年最後となる日の入り、日の出を見ようと
ブリッジ(艦橋)にはカメラを構えた隊員たちが集まっていました。
空が明るいと、ついつい時間を忘れてしまいます。

そして今日、初めて流氷を見ることが出来ました。
まばらに海に広がる氷は白い花びらのようで、とても美しいです。
寒さを(ほぼ)忘れて、
甲板から「南極海」を眺めていると、これまでの過酷な?航海を思い出し、
ついつい感傷に浸ってしまいます。
明日の朝には、この流氷がさらに海いっぱいに広がっている予定です。

ただ、明日はかなり強い風が吹く予報になっています。
ちょうど海洋観測が予定されている日なのですが…
今年は海が荒れている期間が例年よりも長いそうです。
見渡す限りの氷の世界「定着氷」に突入する前、最後の正念場を迎えます。


報道局 吉田遥 神山晃平

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