「耳がツンとする」 東北新幹線で 全員下車のトラブル 原因は『行先表示器』?[2022/12/15 16:55]

 15日昼すぎ、東北新幹線の新青森駅で行われた車両交換の影響で新幹線は最大90分ほどの遅れが発生しました。原因は新幹線の「意外なもの」が破損したからでした。

 JR東日本によりますと、15日正午すぎ、東北新幹線の東京発、新函館北斗行きの「はやぶさ13号」の車掌から「耳に違和感があり、車内の気密性に異変」などと指令所に連絡がありました。

 新青森駅で作業員が車体を確認したところ、2号車の側面に設置されている「行先表示器」のガラスが割れていました。

 新幹線の車両は気密性を高めて車内の気圧を一定に保つことで乗客が車内で快適に過ごせるよう設計されています。

 ガラスが割れたことで耳が「ツンとする」など乗客の乗り心地が悪くなる恐れがあるとして、はやぶさ13号は乗務員や乗客を全員、降ろして急きょ車両を交換しました。

 この影響で東北新幹線は上下線で合わせて3本、最大89分の遅れが発生しました。

 JR東日本の担当者は「あまり聞いたことがないトラブルだ」としています。

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