「信仰の強制は虐待」 厚労省が初指針[2022/12/26 04:15]

 「宗教2世」に信仰を強制することは「虐待」にあたるなどとする初めての指針を厚生労働省が出すことが分かりました。

 関係者によりますと、指針は児童相談所向けで、宗教2世特有の虐待を理解してもらう目的で近く公表されます。

 教義を背景にして「信じないと地獄に落ちる」などと恐怖感を抱かせる、結婚や進学の制限をするといった具体的な事例を盛り込み、信仰の強制が心理的な虐待にあたることを明確にしています。

 また、指針では、宗教組織など第三者による虐待行為の指導や誘導が分かったら一時保護など対応するよう促しています。

 作成にあたって厚労省は、旧統一教会やエホバの証人などの宗教2世から聞き取りをしたということです。

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