【南極観測隊】しらせが昭和基地に接岸[2022/12/26 13:00]

=12月24日(金)=
きょう、しらせが昭和基地沖に接岸しました。
昭和基地で建築作業や観測に関わる64次隊の隊員は、おとといすでにヘリコプターでしらせから昭和基地入りをしています。
しらせが接岸したあと、雪上車やスノーモービルで荷物を運ぶ作業や、ホースを使った燃料の補給が本格化します。
64次隊が越冬するために必要な物資の輸送がいよいよ始まるのです。

もう一つ、しらせの接岸には大きな意味があります。
およそ1年間基地を守り続けてきた63次隊の越冬隊員が、日本に帰るための迎えの船でもあるのです。
64次隊に仕事を引き継いだあと、来年2月1日にはこの昭和基地を去ることになります。
見晴らし岩と呼ばれる場所で接岸を見守っていたのですが、
皆さん「ようやく迎えの船が来た」と白い氷の上を進むオレンジ色のしらせに手を振っていました。

63次隊の皆さんは、私たち64次隊を出迎えるための除雪や準備をギリギリまでして下さっていたそうです。
早速色々なことを教えて頂いていて、私たちも早く基地での生活に慣れていけたらと思います。

報道局 吉田遥 神山晃平

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