緊急地震速報に遅れも…静岡県沖のシステムトラブル 復旧は来年4月以降 気象庁[2022/12/27 16:56]

 静岡県沖の海底にある地震観測システムで緊急地震速報の発表を遅らせる可能性があるトラブルについて、気象庁は復旧は来年4月以降になるとの見通しを示しました。

 気象庁によりますと、16日午前2時前、静岡県沖の太平洋の海底にある地震観測システム5カ所でデータが受信できなくなりました。

 このため、この周辺を震源とする地震について、緊急地震速報の発表まで最大で13秒ほど遅れが出る可能性があるということです。

 気象庁がケーブル内の光の通り方を調べたところ、陸上から4キロほど先で海底でケーブルが傷付いたことにより、障害が起こった可能性が高いことが分かりました。

 現在も電力供給やデータのやり取りができないままで、復旧は来年4月以降で年度をまたぐ見通しだということです。

 この静岡県沖の観測システムでは8月にも何らかの障害が起き、緊急地震速報の発表に遅れが見込まれる状態が続いていました。

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