【南極観測隊】 昭和基地を支える人たち[2022/12/27 19:00]

=12月26日(月)=
観測船「しらせ」では、のんびりと氷を眺める時間もあり、東京の喧騒からは離れた生活をしていましたが、基地に到着してからというもの、中継をしたり、伝送をしたり、本社と打ち合わせをしたり、東京とあまり変わらない生活をしている気がします笑

大きいのはインターネットが通じることです。
良くも悪くもリアルタイムで東京と連絡が取り合えるので、必然的に仕事が増えてきました…

こうしたインターネットを管理して下さっているのは、以前にもご紹介したLANインテルサット担当の隊員の方です。
観測隊には、研究者だけではなく、こうした設営隊員と呼ばれる方たちが多くいらっしゃること、意外と知られていないのではないかと思います。

その職種は幅広く、調理、医療、機械、発電機制御盤、車両、環境保全担当などなど。
さまざまな職業の方が集まり、昭和基地での暮らしを支えているのです。
(ちなみに基地に警察官や消防士はいません)

今日は、建築土木担当の槙田英剛さん(現場監督)と、熊倉聡泰さんが、約50年前に建てられた地学棟という建物の解体作業をしていました。
2人で地道に作業をされていて、私たちも撮影だけではなく、何かお手伝いできることはないかなとも思いましたが、こうした隊員の方たちの一生懸命な姿を伝えていくことが「報道」担当の役割なので、私たちもしっかり仕事したいと思います!

報道局 吉田遥 神山晃平

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