大量の雪解け水が原因か「風化で地層もろく」専門家[2022/12/31 18:09]

 山形県鶴岡市で発生した大規模な崖崩れについて、専門家は先週末まで降り続いた大雪が解けて、大量の水がしみ込んだことが原因となった可能性を指摘しています。

 山形大学(応用地形学)・八木浩司名誉教授:「(映像だと)地層が真っ赤っかで、風化している岩だなと。そういった地層は元々は硬い岩石だったが風化することによって、もろくなる。12月では例年以上の2倍ぐらいの雪が降った。雪はまさに降水ですから、地中にしみ込んで今回(崖崩れ)につながった」

 山形大学の八木浩司名誉教授は、風化によって地盤が弱くなっていたところに、雪解けの水が大量に浸透したことで山の斜面の深い部分から土砂が崩れる「深層崩壊」が起きた可能性を指摘しました。

 また、3月以降の雪解けの時期にも発生しやすいとして注意を呼び掛けています。

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