気象庁の新長官に大林正典氏「防災の取り組みを前進させたい」[2023/01/05 18:04]

 気象庁の新しい長官に、これまでナンバー2を務めた大林正典氏(60)が就任しました。「防災の取り組みを前進させていきたい」と抱負を述べました。

 大林正典新気象庁長官:「技術開発、情報やデータの利活用の促進、これらを車の両輪とする防災の取り組みを前進させていきたいと考えています」

 大林正典氏は、気象庁で台風など気象現象の観測を担当する大気海洋部長や災害時の対応などで長官を支えるナンバー2の気象防災監を歴任し、5日付で長官に就任しました。

 大林長官は、会見で気象庁の課題の一つに大雨をもたらす線状降水帯の発生を予測する技術を挙げ、「段階的な情報の改善を計画しているが、容易に達成できるとは考えていない。気象庁の総力を挙げて改善を進めたい」と述べました。

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