新型コロナ「第8波」の“隠れ陽性者” 加藤厚労大臣「陽性でも登録しない人がいる」[2023/01/17 15:32]
新型コロナ「第8波」では把握できていない感染者、いわゆる“隠れ陽性者”が相当数いるのではないかとの指摘が専門家らから上がっていることについて、加藤厚労大臣は「自己検査で陽性でも登録しない人がいる」との考えを示しました。
加藤厚労大臣:「一方でオミクロン株、自己検査で陽性になってもフォローアップセンターに登録していない方がおられる」
「第8波」の感染状況を巡っては、厚労省の専門家会合などから自治体の把握している感染者数よりも「さらに多いのではないか」との声が上がり、背景にはいわゆる“隠れ陽性者”の影響があるとされています。
政府は発熱外来の逼迫(ひっぱく)を避けるため、重症化リスクの低い患者に対して、自己検査の活用を呼び掛けてきました。
検査で陽性の場合には自治体への登録を求めていますが、登録されないケースもあり、加藤大臣は「重症化リスクの低い方であっても、重症化することは有り得るので、引き続き登録することを周知していきたい」との考えを示しました。
また、感染の状況を見極めるには「新規感染者数だけでなく病床使用率などの動向も含めて総合的に判断する必要がある」としています。