知床遊覧船事故“検査方法が不十分” 日本小型船舶検査機構に業務改善指示 国交省[2023/01/20 16:43]

 北海道の知床沖の遊覧船事故で船の検査方法が不十分だったとして、国土交通省が日本小型船舶検査機構に業務の改善を指示しました。

 観光船「KAZU1」の事故を巡っては、船首部分のハッチカバーに不具合があったことや携帯電話を緊急時の通信手段としていたものの、航路の一部が通信エリアから外れていたことなどが分かってます。

 これを受けて国交省は、日本小型船舶検査機構の検査方法の総点検と是正に取り組んできましたが20日、業務の改善を指示し来月20日までに具体的な改善策の報告を求めました。

 地方運輸局の船舶検査官が同行した際、「必要なロープがあるか確認したものの、ロープの状態の確認が不十分だった」など検査の実態が国と異なる事例があったということです。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字

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