「猛烈な雨」の発生年間回数 直近10年は40年ほど前と比べ約2倍に 気象庁[2023/01/24 13:27]

 日本で「猛烈な雨」の発生した回数が、直近の10年間は40年ほど前と比べおよそ2倍に増えていることが気象庁の分析で分かりました。

 気象庁は24日、去年1年間の雨などの状況について、ホームページで公表しました。

 併せて大雨の発生回数を分析し、直近10年間で「猛烈な雨」にあたる100ミリ以上の雨の年間発生回数が、1980年前後の10年間と比べおよそ2倍に増えていることを明らかにしました。

 1時間に50ミリ以上降る「非常に激しい雨」でも年間およそ330回と1.5倍ほどに増え、100ミリ以上の「猛烈な雨」は年4回ほどでおよそ2倍に増えています。

 気象庁は「降水量に変化傾向はみられないが雨の降り方が極端になってきていて、強い雨になるほど回数の増加率が大きいことが分かった」と分析し、原因については「地球温暖化が影響している可能性がある」と指摘しています。

※グラフ提供=気象庁

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