【南極観測隊】1カ月ぶりの日没[2023/01/25 00:20]

1月23日(月)

真夜中、風の音でふと目が覚めて窓の外を見ると、空が真っ赤に染まっていました。
ここ数日間昭和基地は天気が悪く、白夜が終わり、陽が沈む季節になったのを気付かずにいました。
宿舎の裏の岩山を登り、1カ月ぶり、南極に来てからは初めての日没を見に行きました。
頂上に着くと、赤茶色の露岩と雲が夕日に照らされて、地球とは思えない景色が目の前に広がりました。
南極の短い夏が終わり、季節は少しずつ太陽が昇らない冬へと移りつつあります。
南極とのお別れが近づいているのを感じ、少し寂しい気持ちになりました。

報道局 吉田遥 神山晃平

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