インフルエンザ流行状況 3シーズンぶり「注意報レベル」[2023/02/03 16:10]

 厚生労働省は全国のインフルエンザの流行状況が3年シーズンぶりに「注意報レベル」に達したと発表しました。

 厚労省は先月23日から29日の1週間で報告された1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が全国平均で10.36人になったと発表しました。

 今後、4週間以内に大きな流行が起きる恐れがある注意報レベルの10人を上回りました。

 国立感染症研究所によりますと、1週間の患者数の推計は約30万1000人だということです。

 最も患者数が多いのは沖縄県で30人を上回る「警報レベル」に達し、福井県と大阪府も警報レベルに近付いています。

 インフルエンザはコロナ禍になって以降、マスク着用の感染対策などによって流行しておらず、3年シーズンぶりの注意報レベルとなります。

 厚労省は「手指消毒や換気、適切なマスクの着脱など基本的な感染対策を引き続きお願いしたい」と呼び掛けています。

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