都立高校入試 英語スピーキングテストで誤採点 イヤホンマイクの不具合か[2023/02/07 20:43]

 東京都教育委員会は7日、今年度の都立高校入試で初めて導入した英語スピーキングテストで8人の生徒の採点に誤りがあったと公表しました。

 スピーキングテストは去年11月、都内の中学3年生ら約7万1000人が受験し、タブレット端末に音声を吹き込む形式で行われました。

 都教委によりますと、事業者が音声データを確認したところ、8人の受験生の音声解答の一部に「ザー」というような機械音だけが録音されていて「無解答」とされていたことが分かりました。

 都は、イヤホンマイクの不具合が原因とみています。

 タブレットに録音されていたバックアップデータで採点し直すと、8人とも点数が上がり6日、修正した点数を受験生本人に伝えたということです。

 都立高校の一般入試では、先行したスピーキングテストと今月行われる入学試験と合算して合否が判定されます。

 出願は14日が最終締め切りで、スピーキングの点数が上がったことを知って出願校を変えることも可能なため、都の担当者は「(採点ミスをされた)受験生への影響はないと考えている」としています。

こちらも読まれています