“原発に最も近い老人ホーム”を初公開 環境省「地元の皆さんの思いが詰まった場所」[2023/02/09 14:03]

 東日本大震災から来月で12年になるのを前に、環境省は福島第一原発に最も近い老人ホームを初めて公開しました。

 2011年の震災時に、ここにはおよそ140人の利用者と職員がいました。廊下に並んだベッドには今もシーツがつけられたままです。

 地震の当日から避難を始めその後、県内を点々としました。

 今、周囲は除染作業で生じた土や草を集めた中間貯蔵施設になっています。

 環境省・中間貯蔵総括課、服部弘課長:「整理をしないでそのままになっている場所はあまりもうない。地元の皆さんの思いが詰まった場所も紹介していきたい」

 環境省は今回、震災の風化を防ぐために公開したと説明しています。

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