ずれた断層は東京・名古屋間とほぼ同じ250キロ 産総研が分析[2023/02/15 16:30]

 6日に起こったトルコの大地震で最初に起きたマグニチュード7.8の地震では、動いた断層の長さが250キロほどだったことが産業技術総合研究所の分析で分かりました。

 トルコの大地震ではマグニチュード7.8の地震の9時間後にマグニチュード7.5の地震が続きました。

 産業技術総合研究所によりますと、マグニチュード7.8の地震では、動いた活断層の長さは約250キロに及ぶことが分かりました。

 これは直線で東京と名古屋の距離に相当します。

 また、最初の地震の9時間後に起きた地震でも130キロほどが動きました。

 一方で、1995年の阪神淡路大震災で動いた長さは最大で70キロ程度とみられています。

 産総研は続いて起きた地震の情報から判断しましたが、地表の調査はまだ不十分だとして「レーダーなどによる調査が進むことで活動範囲の正確な長さが確定していくと思われる」と説明しています。

画像:産総研HPから

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