1
2月15日(水)
ここしばらく観測船「しらせ」では、帰国に向け、自衛隊のヘリによる昭和基地に残っていた夏隊員のピックアップや日本に持ち帰る廃棄物などの物資の輸送が行われていました。
きょうは、その最後のフライト。
これで64次の夏隊は全員昭和基地から撤収し帰国の途に就き、残された越冬隊員28人だけで基地を運営することになります。
この最終便の撮影が、私たちにとっても昭和基地での最後の仕事でした。
4カ月前に日本を出発し、長い航海そして基地での寝食を共にしてきた越冬隊員とのお別れの日。
最後のシーンを絶対に撮り逃さないぞ!と意気込んでいたのですが…
涙ながらに別れの挨拶を交わす隊員たちの姿を映しているうちに、カメラを回している自分も…
こみ上げた感情が、目から鼻から、とめどなく流れていました。
客観性を保つために一線を引く必要があるともいわれる「取材対象者」と24時間生活を共にするという報道記者として初めての経験。
同じ64次隊という仲間意識が、最後の最後にあふれてきました。
昭和基地から最後の生中継を終えた日。
隊員の皆さんと基地の中を初めてゆっくりと散歩することができました。
夏の終わりに眺めた夕日は良い思い出です。
心からのエールを込めて。
さようなら!
テレビ朝日報道局 吉田遥 神山晃平
広告