仮放免中の外国人逃亡者2倍以上に 強制送還拒否で入管法改正案提出へ[2023/02/20 15:50]

 母国への強制送還を拒否して仮放免中に逃亡した外国人の数が1年間で2倍以上に増えたことが分かりました。

 出入国在留管理庁が20日に公表した調査結果によりますと、強制送還を拒否している外国人のうち、仮放免中に逃亡した人の数が去年12月末までに約1400人に上ったことが分かりました。

 逃亡者は年々増加していて、前の年の599人から2倍以上に増えています。

 傷害致死の罪で懲役7年の実刑判決を受けたり、仮放免が許可された後に再び実刑判決を受けたりした外国人も含まれているということです。

 法務省は外国人が難民認定を申請している間は強制送還ができないことや逃亡を防ぐための措置が十分ではないことなどが原因としていて、問題解決に向けた入管法の改正案を今国会に提出することを目指しています。

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