知床沖の遊覧船事故受け 日本小型船舶検査機構が改善計画を国交省に提出[2023/02/20 17:40]

 北海道の知床沖の遊覧船事故で、国土交通省から船の検査方法が不十分だったとして業務改善の指示を受けた日本小型船舶検査機構が改善計画を国交省に提出しました。

 観光船「KAZU1」の事故を巡っては、船首部分のハッチカバーに不具合があったことや携帯電話を緊急時の通信手段としていたものの、航路の一部が通信エリア外だったことなどが分かってます。

 これを受け、国交省は日本小型船舶検査機構に船の検査方法の不十分さを指摘し、先月20日に業務の改善を指示していました。

 20日、機構からどのような検査をすれば、より安全が確保できるのかといった意識改革など具体的な改善策の報告があったということです。

 このほか、地方運輸局の船舶検査官が同行してロープの確認をした際、検査の実態が国と異なる事例もあったことから検査実態を総ざらいし、改善を持続的に図っていくなどとしています。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字

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