「ここから春が始まる」関東最大級のひな祭り 60段の階段にひな人形1800体 千葉[2023/02/24 18:56]

 前線の影響で西日本を中心に24日は冷たい雨となりました。

 ■4年ぶり復活「ビッグひな祭り」 60段の階段にひな人形1800体

 千葉県勝浦市。時折、雨が降ったものの日中は3月上旬並みの陽気に包まれました。町はすでに「春」一色です。商店も自動販売機もひな人形だらけ。

 外国人も感動した、関東最大級のひな祭り。支えていたのは住人の手作業でした。ここは、千葉県勝浦市の遠見岬神社。60段の階段に、ひな人形がずらり1800体。

 インドからの観光客:「ビューティフル。とっても愛らしわ。ここにいると平和な気持ちになります」

 24日に始まった、関東最大級のひな祭りイベント。支えているのは、地元の人たちです。朝8時、荷物を抱え神社に集まった皆さん。そして、地元の方々によって一つ一つ手作業で、ひな人形が設置されていきます。飾っているのは、全国から引き取った、不要なひな人形です。バケツリレーのようにして、階段のてっぺんまで運んでいきます。

 子ども:「めっちゃきれい」
 母親:「すごいですよね。大変そうですけどね」

 地道な作業を続けること、およそ1時間半…。圧巻の景色が生まれました。にぎわいは、神社だけにとどまりません。勝浦の町の至る場所で、合計7000体のひな人形が飾られています。コロナ禍を乗り超え、4年ぶりの開催に、喜びもひとしおです。

 ビッグひな祭り実行委員会・中林博子委員長:「春一番の行事。ここから春が始まる」

 ■日本三名園“春の訪れ”梅まつり まもなく満開

 こちらも春の足音が聞こえています。日本三名園の一つ、水戸偕楽園。梅の花の開花が進んでいました。

 来園者:「すごくきれいでよかった」

 9年ぶりに来たという家族。

 母親:「(9年前と)同じ梅を探した。たぶん同じ梅。木の形が同じなので」
 娘:「覚えてない」

 園内の梅の木はおよそ7割が開花。今週末から来週末にかけて見頃はピークを迎える見込みです。

こちらも読まれています