卒業式マスク着用の生徒がほとんど[2023/03/02 01:45]

 3年間の学校生活の大半を新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)された生徒たちが卒業シーズンを迎えています。文部科学省は「マスクを外すことが基本」という方針ですが、現場での対応は様々です。

 文科省は、今年の卒業式は「マスクを着用せずに出席することを基本」としています。

 東京の品川翔英高等学校は「マスクの着脱は任意」としましたが、268人の卒業生のうち9割ほどの生徒がマスクをして出席しました。

 マスクを着けて出席した卒業生(女子生徒):「まだ受験が終わっていないので、やっぱりまだ新型コロナの対策はまだしていたいなと思い、着けました。コロナという制限があるなかで頑張ったという経験が生かせたらなと思っています」

 登壇する時だけ外した卒業生(男子生徒):「登壇する場面があったんですけど、そういう場面ではマスクを外して、この希望に満ち溢れた顔を見せてあげたいなというふうに思って、それ以外の場面ではマスク着用していました」

 感染対策として歌は歌わずCDの音源を流したため、3年間で式典では一度も校歌を歌うことはできませんでした。

 村上亜矢子教頭:「なかなか思うような学校生活を送れなかったところもあり、本当に卒業式だけは盛大に挙式してあげようという思いでやっておりましたので、嬉しそうに仲間と笑い合えている姿を見て本当に良かったなと思います」

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