安倍元総理銃撃事件 山上徹也被告の移送取り消し求める特別抗告を棄却 最高裁[2023/03/02 17:17]

 安倍元総理を銃撃し、殺害した罪などに問われている山上徹也被告の移送の取り消しを求めて申し立てられた特別抗告について、最高裁が退ける決定をしました。

 去年7月、安倍元総理を銃撃して殺害した罪などに問われている山上被告は先月14日、取り調べなどが行われてきた奈良西警察署から大阪拘置所へ移送されました。

 弁護団は距離の離れた大阪拘置所に収容されたことで「接見が容易ではなくなり、弁護活動に支障をきたす」として移送の取り消しを求め準抗告を申し立てましたが、奈良地裁が「奈良県内の留置施設や拘置支所では警備のための十分な人や施設が確保できない」と準抗告を棄却していました。

 これを不服として弁護側は最高裁に特別抗告していましたが、最高裁は先月28日付で退ける決定をしました。

 山上被告の大阪拘置所での勾留が続くことになります。

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