宵の明星と木星が最接近

　日没後、西の空にひときわ輝く宵の明星。2日は、そのすぐそばに木星も接近する天体ショーが見られました。

　宵の明星は日没後に西の空で見られる金星の別称です。金星は地球の内側を公転しているため、昼間はもちろん真夜中も見えることはありません。日没前後や日の出前後の時間が金星を見るチャンスとなります。どちらの時間帯で見られるかは時期によって違っていて、この先7月ごろまでは日没前後に見られる時期です。

　その宵の明星に2日は木星が最接近しています。金星のすぐ隣、およそ月ひとつ分程度の間隔で並んで光るのが木星です。

　テレビ朝日では小笠原に設置した情報カメラでその姿を捉えることができました。

　関東の大部分はあいにくの雨となってしまいましたが、かなり接近した状態は今後も数日にわたって見られます。

　晴れた日の日没時間は西の空をぜひ見上げてみて下さい。