1月の有効求人倍率1.35倍2年5カ月ぶりに前月比低下 自己都合の離職者が増加[2023/03/03 08:30]

 1月の有効求人倍率は1.35倍で2年5カ月ぶりに前の月を下回りました。厚生労働省は物価高などの影響でより良い賃金を求める「自己都合離職者」が増加しているとしています。

 厚生労働省によりますと、仕事を求める人1人あたりの求人の数を示す有効求人倍率は、1月は前の月から0.01ポイント低下し1.35倍でした。

 有効求人倍率が前の月を下回るのは、2年5カ月ぶりです。

 物価高などの影響により、「自己都合離職者」が前の年の同じ月と比べて1.5%増えていて、厚労省はより良い賃金を求めて、求職活動をする動きが出てきたことが要因と分析しています。

 一方、産業別では、建設業や製造業で人手不足が続いているにもかかわらず、原材料の高騰が影響し、新規の求人が減っていて「動向を注視していく」としています。

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